新着情報

「やる気がないのは甘え?」──そんなふうに感じてしまったときに

BLOG

2025年7月29日

「どうして学校へ行かないの?」「このままでいいの?」
子どもがずっと家にいる日が続くと、そんな気持ちがふと湧いてしまうこと、ありますよね。

「やる気がないだけなんじゃない?」
「もっと頑張れば、きっと…」

そう思ってしまうのも、親として当然の感情です。

でも実は、“動けない”背景には、子ども自身もコントロールできない心の仕組みがあることがあります。


◆ 甘えているのではなく、“今は力が出せない”だけかもしれません

子どもが家で過ごす時間が長くなっているとき、
それは「やる気がない」からではなく、心や脳が疲れているサインかもしれません。

たとえば、

  • 人との関わりで小さな傷が積み重なっていたり

  • 朝起きるのが怖くなっていたり

  • 自分でも言葉にできない不安が渦巻いていたり

…そんなふうに、目には見えないけれど確かに「しんどい理由」があることがあります。


◆ 脳が“省エネモード”に入ることもあります

強いストレスを感じると、脳は「これ以上消耗しないように」ブレーキをかけてしまいます。
それが、

  • やる気が出ない

  • 外に出るのが億劫

  • 何をしても楽しく感じない
    …といった“止まってしまったような状態”を引き起こすのです。

これは、子どもの意志の弱さではありません。
むしろ、「これ以上は無理」という心の防衛反応なのです。


◆ 大切なのは、“戻す”ことよりも“満たす”こと

「どうすれば動いてくれるか?」ではなく、
「今、何が不足しているのかな?」という視点を持つことが、子どもの回復の第一歩になります。

まずは、

  • そばにいるだけでも安心できる時間

  • 小さな“できた”を見つけて認めること

  • 自分のペースを尊重される経験
    …そんな時間が、子どもの心に少しずつエネルギーを溜めてくれます。


子どもが止まっているように見えるとき、
それは「甘え」ではなく「充電中」かもしれません。

周りと比べず、焦らず、
「今はちょっと立ち止まっているだけ」と受け止めてみてください。

私たちBESCHOOLでは、子どもが“もう一度自分を取り戻せる時間”を大切にしています。
そっと寄り添う場所として、いつでもお待ちしています。
まずはお話お聞かせください。


📷 Instagram投稿はこちら:
https://www.instagram.com/p/DMrXHgNS4Qw/

🌱 ご相談・お問い合わせは公式LINEから