今日の気持ち、モヤモヤしていませんか?
学校のこと、家のこと、友だちとのこと、SNS…
子どもたちは日々さまざまな感情にさらされています。
そんなときにおすすめなのが、感情日記です。
難しく考えなくても、その日の気持ちをひとこと書くだけで大丈夫です。
感情日記とは?
感情日記とは、自分の気持ちを短く書き出す日記のこと。
長い文章でなくてもOK。短い言葉に、絵文字や簡単なイラストを添えても構いません。
大事なのは、思ったことを“外に出す”こと。
嬉しい気持ちでも、モヤモヤしている気持ちでも、そのまま書き出すことで心が整理されやすくなります。
書くことで気持ちが整理される心理学的な理由
心理学の研究では、”感情ラベリング”という手法が注目されています。
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自分の気持ちに名前をつけて書き出すだけで、脳の扁桃体(感情を処理する部分)の活動が落ち着きやすくなる
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同時に前頭前野が働き、気持ちを客観的にとらえやすくなる
さらに、ジャーナリング研究では、感情を文字にすることによって
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ストレスが軽減される
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不安や怒りのモヤモヤが減る
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自分の気持ちの変化に気づきやすくなる
といった効果が報告されています。
つまり、書くこと自体が心を落ち着ける行為になると言えます。
紙に書くのがおすすめな理由
研究では、手を使って紙に書くほうが、思考が整理されやすいこともわかっています。
書くスピードがゆっくりになるため、自然と自分の気持ちに向き合いやすくなるからです。
ただし、スマホやタブレットに打ち込むだけでも十分効果はあります。
まずは「外に出すこと」が大切で、紙とペンはプラスのサポートとして考えてみてください。
書き出すときのポイント
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気持ちは「良い/悪い」で判断しなくてOK
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ポジティブもネガティブも、思ったまま書いてOK
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長文にしなくても大丈夫
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ひとことでも、絵文字やイラストでもOK
本人が「書けた」「言えた」と感じられれば、その時点で十分です。
書いた後の変化
書いた内容を読み返すだけでも、気持ちが整理されやすくなります。
また、信頼できる大人や専門家に話すときの手がかりにもなります。
感情を言語化する習慣は、自己理解にも、コミュニケーションにも役立ちます。
BESCHOOLでのサポート
BESCHOOLでは、子どもたちが自分のペースで気持ちと向き合える環境を大切にしています。
「気持ちの整え方がわからない」「どう行動につなげたらいいかわからない」
そんなときも、一緒に考えながら寄り添うサポートを行っています。
感情日記のように、今日できる小さな一歩を一緒に積み重ねていくことを大切にしています。
感情日記は、今日の気持ちをひとこと書くだけで十分。
手を動かして書くことで、モヤモヤが整理され、気持ちが少し軽くなります。
まずは、小さな一言から始めてみましょう。
何かご不明な点がありましたら、お気軽に公式LINEにてお問い合わせください。