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学校に行けていなくても、学びをあきらめたくないあなたへ

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2025年8月19日

学校に行けていなくても、学びをあきらめたくない。
これは、BESCHOOLがずっと大切にしている想いです。

「勉強しなきゃ」とは思っていても、
今の状態では、なかなかうまく始められない。
親としても、どう関わればいいか悩んでしまう――

そんなときこそ大切にしてほしい、
“学びたい気持ち”を育てる関わり方について、
よくあるご相談をもとにまとめました。


■ 無理に始めさせなくて大丈夫

まず最初にお伝えしたいのは、
**“無理に勉強させなくてもいい”**ということ。

不登校の状態にあるお子さんは、
学校や集団の場でのストレス、評価への不安、自己否定など、
心にいろんな重りを抱えていることがあります。

その状態で「勉強しなさい」と言われても、
気持ちが追いつかず、余計に自信を失ってしまうこともあります。

まずは、
「勉強=安心してやっていいこと」
と本人が思えるような環境や関わりを整えることが先決です。


■ “学びたい気持ち”は、こうして育つ

「勉強する気がないのではなく、まだその気持ちが育っていないだけ」
私たちは、そう考えています。

では、どうすれば“学びたい”気持ちは育つのでしょうか?

そのためには、親として次のような姿勢が大切です。

  • 比べない(他の子や過去の自分と)

  • 否定しない(失敗や止まっている状態も含めて)

  • 小さな“やってみようかな”を見逃さない

本人が「自分でやってみたい」と思える小さなきっかけを
受け止めて、そっと応援すること。

それが、学び直しの一歩になります。


■ 焦る気持ちも、自然なこと

とはいえ、保護者の方にとっては
「このままで大丈夫?」という不安や焦りも当然のことです。

それは、お子さんを大切に思っているからこそ
焦る気持ちは、愛情の裏返しです。

でも、そのままの形で子どもに伝わると、
「また責められている」
「やっぱり自分はダメなんだ」
と感じさせてしまうこともあります。

まずは、焦っている自分の気持ちを否定せずに受け止めてあげること
そこから、少しずつ関わり方を整えていくことが大切です。


■ 子どもが前向きになる「声かけ」のヒント

実際に、どんな言葉が子どもにとって力になるのか。
以下のような“つながる声かけ”が、よく効果を発揮します。

  • 「最近、気になることある?」

  • 「○○の好きなこと、教えて?」

  • 「やりたくなったら、いつでも応援するよ」

  • 「今のままでも、大丈夫だよ」

ポイントは、
「指示」や「評価」ではなく、共感と安心を伝えること。

実はこうした関わりには、心理学的な裏付けがあります。

たとえば、**自己決定理論(Deci & Ryan)**では、
人がやる気を出すには次の3つが必要だとされています:

  • 自分で選べること(自律性)

  • 自分にもできそうだと思えること(有能感)

  • 誰かとのつながりが感じられること(関係性)

また、**来談者中心療法(Carl Rogers)**では、
否定されず、受け入れられたと感じることで、
人は自分の力で前に進むことができるとされます。

これらは、不登校支援の現場でも実践されている考え方です。


■ BESCHOOLは「学び直し」の場所

BESCHOOLは、不登校の子どもたちが
「もう一度、自分のペースで学びたい」と思えたときに、
その一歩を支えるフリースクールです。

「勉強したいけど、学校には行けない」
「自分に合う場所を探している」
そんな子どもたちが、安心して通っています。


■ ご相談はいつでも

親として、焦りや不安を感じるのは当然のこと。
でも、その気持ちを1人で抱えなくても大丈夫です。

私たちBESCHOOLは、
お子さんに合った関わり方や学び方を一緒に考えていきます。

📩見学・ご相談は、いつでもお気軽にご連絡ください。
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